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そういう人、とにかく生物好きだとか、あるいは自然環境をどうしようかというのは、結構はやってはいますけれども、なかなか子供たちの中で、海だとか、山だとか、どこでもいいですけれども、生き物がいっぱいいるところに放り出して、何をしようと、何を楽しもうというのは非常に難しい状況になっています。やっぱり子供のころ、こういうところで、わけのわからない体験をした、そこでいろいろなことを考えたという経験がどれだけあるか。そういう人がどれだけいるかということが、基本的に生き物のおもしろさ、生態系の複雑さ、そこから来る人間と自然とのつき合い、将来の自然環境保全をどうするかと。そういうことを考える人材養成の原点がそこにあるだろうと。だから、今からでも、こういう場所を使って、将来の環境をほんとうに考えて、生き物が好き、あるいは生き物の中から、いろいろなことを考えて、これが文化だと思いますけれども、文化的なことが言えるような人材を、こういう場所を使って育てていくというのも環境学習の大きな成果ではないかと。そういうふうに考えています。

すみませんが、ちょっとまとまりのない話になりましたけれども、以上でお話しさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

 

 

 

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