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イントロダクション/濱田隆士

濱田隆士(放送大学教授、日本科学協会理事長)

 

東京大学名誉教授。専門は地球科学、古生物学、地球環境変遷史(理学博士)。福井県立恐竜博物館館長。日本地質学研究奨励賞、日本古生物学会学術賞受賞。著書に「日本列島のおいたち」、「地球科学への招待」など。

 

ご紹介いただきました濱田でございます。放送大学で地球環境科学を担当しておりまして、平成14年度から大学院も立ち上がって、その中では地球環境科学という放送番組を担当しております。普段この辺では日本科学協会という小さな財団ですけれどもそこにおりまして、水環境を中心とした特に子供さん達にはそういったことを学んでいただきたいと学習支援活動、日本財団さんのご支援をいただきまして研究者には研究費助成、地域には学習の、例えば科学体験祭りだとかが、ついおとといまで、浜名湖西の湖西市というところで開いたんですけれども、2日間で2万4,000人の子供たちが集まってくれました。

というわけで、子供大好き人間、水大好き人間なんで、今日は楽しみで、実はいろいろな研究発表とか、皆さんのご意見を聞くのが楽しくて来たんですけれども、多少、イントロダクションみたいなことをしなければならないはめになりまして、今ちょっとアナウンスがありましたお手元の紙切れ2枚、『総合的な学習≠総合学習』と書いたのと、それから、それを説明した『総合学習と総合的な学習の時間』という、これは環境学習辞典の中からの引用ですけれども、それをちょっと解説させていただきたいと思います。

これから後、スペシャルゲストの風呂田先生の実践の世界を楽しくまた聞かせていただくわけですけれども、その後で討論に入りますが、その際には、討論というのは、シンポジウムなんかは、えてして、この上に乗っかった者だけの意見で終わってしまったりするんですけれども、できるだけフロアの方々と意見のやり取り、感想を伺うなど、許された時間の中で行いたいと思いますので、そのときに、何かしゃべりたいということがあったら、今、僕の話をメモしておいて、そちらの用意をしていただければと思います。

さて、この総合的な学習というのは、今日のテーマの1つの部分、片方に水関係とありますので、水関係は皆さん話しておられますので、ちょっとかた苦しいですけれども、釈迦に説法、先生方にこんなことを申し上げるのは変なんですけれども、日ごろ、僕があっちこっちで言っておりますのをまとめまして、こんなノートをつくってみました。

 

 

 

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