このプログラム集のねらい
この『小学校での「総合的な学習の時間」に役立つ身近な自然から気づくきっかけプログラム集』は、「総合的な学習の時間」を行うにあたり、自然体験プログラムを通して、子ども達のやってみたいこと・学んでみたいことを引き出す「きっかけプログラム」の事例集です。
「総合的な学習の時間」は子ども達の自発的な学びを重視したカリキュラムです。しかし子ども達が、必ずしも学びたい分野を持っているとは限らないのが現状だと思われます。
そこで本書では、子ども達の好奇心や興味を刺激する自然体験プログラムの事例を掲載しました。ここで紹介した身近な自然から気づく「きっかけプログラム」を通して、子ども達が様々な気づきを得ることを狙いとしています。
従って、プログラムの指導法については詳しく解説してありますが、「総合的な学習の時間」に対する解説や、それを進めるためのノウハウを収めたものではないことを、予めご了解ください。
また、このプログラム集は、指導法の解説に加えて、子どもの気づきから「総合的な学習の時間」への発展性に重点を置いています。子どもと先生が、一つの体験をふりかえり共有することで、次の展開に進めるからです。
ひとつのプログラム事例から、どんな学習テーマへつなげられるのか、子ども達の気づきを引き出すためにはどんなことに気をつけたら良いか、本書全体にそのためのヒントを掲載しています。
子どもの個性は多様で、その気づきも十人十色です。体験を通して子ども達が生み出した気づきを元に、各校の状況に合わせて、その後の学習を進めていただければと思います。
なお、このプログラム集は小学校での活用を意識して作られていますが、中学校、あるいは社会教育の場においても活用できる内容となっております。
このプログラム集が「総合的な学習の時間」を展開するための一助となると共に、全国の学校において自然体験プログラムが広く普及されることを願っております。