共通部分のマニュアル化はもちろん、スクーリングなどの活用も積極的に行なっていくべきである。研修・養成コースの設置を考える場合、他のリハビリテーションセンターの歩行指導員養成コース内容との整合性も考える必要がある。また座学部分を共通プログラムとし、その教科書を統一化する。訓練士養成の土台作りのためには教科書の統一は非常に意味があると共に、事実を体系化するためにも大きな一歩となるはずである。
いずれにしても、各盲導犬訓練施設の良いところをそれぞれが積極的に取り入れていく姿勢が訓練士及び歩行指導員養成には重要である。
[5]資格の認定について
研修生が技術的、専門知識及び経験事例について満足した水準に達していることはもちろんであるが、将来、盲導犬歩行指導員養成基準に基づいた国家資格としての位置づけを図り、資質の向上をめざすことによって、社会的地位の向上もめざす。