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食道発声の新しいパンフレットをつくっています。

喉頭の移植という試みをやりましたが残念ながら不成功でした。

*マレーシア

(オブザーバーDr. モハン アミン ジャラルディン)

従来の団体を整理して新しい団体を作るべく努力中。

講習会には30名程度が集まる。

マレーシア国内の耳鼻科医全員ヘアンケートを出した。

80%から回答があり、190名の喉頭摘出者の存在が確認できた。

98年中には中村会長が3月、7月、11月と3回にわたって研修会を開催され、その都度、喉頭摘出者のほかに医師、医学生、スピーチセラピスト、が大挙見学に訪れ非常に人気があった。

私自身でも場所の手配をして発声教室の世話をしています。

新しい組織になって1年教室には毎回30人くらいの出席があります。

70〜80%の人がクリアな発声に成功している。

JICAに行ったMr. カン(Mr. Kan Siang Seng)は立派な指導者になったが、残念ながら亡くなった。

*フィリピン

(オブザーバーDr. セルソ V. ウレタ)

1996年にAFLAの研修会がマニラで開催され、これを危機に喉頭摘出者クラブが1997年に結成された。

クラブの目的は発声訓練、障害者の自立、家族を含めたメンバーの友情。

月例の会合を開く、講演会も開催する。

手術の前後の活動を大切にしている。

製薬会社、医療関係、を中心に後援会を作った。

基金を作った、基金の目標はセンターも含めている。

政府にもリハビリに活躍する団体のバックアップを申請している。

現在はやむをえず記念病院に居侯をしている。

会員数 1997年 8名. 1999年 30名.

指導員がいない、AFLAの援助をお願いします。

 

8. 自由討議

 

日本(中村会長)

時間の許す限り、忌憚のない討議をお願いします。

パキスタン(Dr. ラナ)

喉頭ガンの手術、ステージ1の場合、レーザーで処理してきた。

200例に成功し、術後も良い。

パキスタン(ジャリシ委員)

機械は高いが治療費は安い。放射線治療の生存率は85%と高い。

ただし、レーザーの場合焼き切るので再建はできない。

インド(アブロール委員)

レーザー治療は二酸化炭素を使う方法が有効だと思う。

喉頭ガンはどうしても喫煙と関係がある。

煙草を吸う人の発生率は30%、吸わない人の発生率は3%である。

早期発見の技術が進み、レーザーの性能も良くなって、喉頭摘出は少なくなる。

AFLAの仕事もさまがわりすると思う。

 

 

 

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