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(3) 取り上げて陸上処分

現在・沖縄でよく行われているのがこの方法です。金属製の串や鉤を用いてオニヒトデをサンゴの上やサンゴの間から引き出して集めます。串刺しにしたオニヒトデは海上に浮かべた小船に積み込んだり、水中に沈めた網袋や蓋つきの籠に集めたのちボートに運びます。集められたオニヒトデは地元の廃棄場などで地中に埋めて処理しています。ダイバーがスキューバを使う場合と、素潜りによる方法と両方の場合があります。

 

取り上げ方式の利点

●オニヒトデの死体をサンゴ礁に残さないので駆除の結果が明瞭。また、処理したヒトデが再生したり、死んだヒトデが岸に打ち上げられたりする心配がない。

●駆除したヒトデの数が船上や陸上の関係者に明らかになる。

取り上げ方式の欠点

●一匹ずつのオニヒトデをボートに取り上げ、港まで運搬し、トラックに積みこみ、さらに運搬して埋める、という数多くの過程を経る必要があります。非常に労力集約的であり非効率です。

●ダイパーはじめボート上で作業をする人や取り上げたオニヒトデを埋める作業に携わる人に刺傷の確率が高い。

 

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(4) 水中柵

オニヒトデを駆除したサンゴ礁には周辺から再びオニヒトデが入り込んできますから、定期的に駆除をつづける必要があります。その費用は決して安いものではありません。駆除の効果を維持するために、さまざまなタイブの水中柵が試作されています。台風の多い沖縄で信頼して設置できるほどの水中柵はまだ実用化していません。

 

 

 

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