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・ここ数年数は少ないが、10ダイブに1回ぐらいの確率で見かける。サイズはφ20cmくらいのものが多いが、6月中旬にはφ50cmの大物を見かけた。

・オニヒトデは、食べるサンゴがなくなったため昼間でも活発に動いている。今はどんな種類のサンゴでも食べているようだ。以前はクサビライシの種類を食べているのを見かけることがなかったが、最近では多く見かける。

・サンゴが白化してなくなったので、オニヒトデも少なくなっている。

・良く潜るポイントでは最近オニヒトデを見ていない。座間味ではあまり見かけない。

・最近(6/26現在)、巨大なオニヒトデが多く見受けられる。産卵体制に入っているので今後が心配。

・チービシはオニヒトデが多すきる。

 

(4) まとめ

貴重なサンゴを食害するオニヒトデの分布状況や駆除に対する意議等を把握するために、サンゴ礁の海と関わりが深いと考えられる1] レジャーダイビング業者、2] リゾートホテル業者、3] グラスボート遊覧船事業者、4] 漁業協同組合の合計333事業者に対してアンケート調査を実施した。

アンケート調査の結果、143事業者から240名の回答を得た。回収率は事業者数で43%(333事業者中143事業者)であった。アンケート全体を通して、概ね次のようなことが分かった。

・オニヒトデの確認数情報から、ごく最近(3ヶ月以内)は、オニヒトデは減少しているが、ここ1年間またはそれ以前(10年以内)は、オニヒトデが多かったようである。

・海域別の情報件数は、総情報件数592件のうち沖縄島沖縄島中北部西岸84件(14%)、北部西岸南52件(9%)、中部西岸51件(9%)、チービシ41件(8%)、座間味島41件(7%)、の情報数は突出しており、これらの海域の利用頻度が高いものと考えられる。

・海域別オニヒトデ確認数より、「ごく最近」、「ここ1年間」、「それ以前(10年以内)」ともにオニヒトデ確認数が多かった海域は、沖縄島の中北部西海岸、中部東岸、南部東海岸であったことがわかった。

 

 

 

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