シンポジウム反省(第5分科会 実行委員反省会より)
このテーマを選択したことはまずは大きな冒険でした。それだけにやりがいがあったと同時に大変むずかしい挑戦でもありました。テーマの大きさと時間的な制約から充分な話し合いがされたとは言い難いが、まず実行委員自身のテーマへの掘り下げが不足していたことは大いに反省しなければなりません。
参加者が充分な話し合いができるよううまく誘導していくにはアイスブレーキングだけでは不足であり、話し合いのきっかけとなる資料などやはり何らかの事前準備が必要でした。
一方、参加者の分科会への期待は想像以上に大きかったようで、熱心なシンポジウムリピーターやはじめてでも非常に意欲のある参加者が多く、熱心な意見交換が行われました。
第5分科会としてはこれで終わりではなく、議論する場の設定やここで提案された各テーマについて今後も何らかのかたちで活動をサポートしたり報告し合う場をつくっていく必要があると考えます。以下の項目について振り返ってみました。
1. テーマについて
・やはりテーマが大きすぎて、あいまいな部分がありました。
・サブテーマをつくるなどして、論議する視点の絞り込みをする必要がありました。
・どこから切り出すかがむずかしかった。
・参加者が十分なアイドリングできるような仕掛けが必要でした。
2. 時間配分
・アイスブレーキングについては、「人数的にも少なく、シンポジウム経験者もかなり見受けられたのでワークショップはスムーズにいけると思ったが、やはりアイスブレーキングをきちんとやらなければだめだなと思った。」と、「その後の時間配分を考えるとアイスブレーキングはもっと少なくてもよかったのではないか」という二つの意見が出ました。
・分科会全体でについては、最後の全体会に時間をとられて分科会の時間が充分とれませんでした。アピールというかたちはやはり不自然なので、最後の全体会はないほうが良いという意見がでました。
3. 全体の流れについて
・持続社会について各自のイメージから4つの班に分かれるというのは、少し無謀でした。
・全体的に充分話し合う時間がありませんでした。
・最後に具体的な提案を出して話し合ったのはよかった。
4. ワークショップについて
・ワークショップの方法について、実行委員側の準備が不足していました。
・ワークショップがはじめての人もいることを前提に進める必要がありました。
・充分話し合いをするには時間不足
5. 今後にむけて
参加者から「このままで終わっていいのか。必ず連絡を」との意見もいただいており、今後も充分な論議とその継続を期待する声が多い。提案、論議されたテーマについては今後活動が継続していくよう第5分科会として何らかのサポートが必要であると考えました。方法として、「シンポジウムの今後を考える」については実行委員会、環境財団とも話し合って改めて話し合いの場を設けます。またそれぞれのグループでどこまで活動がすすんだか報告し合う場を設定するなどを考えています。