基調講演
グリーンコンシューマーって、なに?
矢野郁子(グリーンコンシューマー全国ネット)
グリーンコンシューマーは、日々の買い物で環境を大切にして商品やお店を選ぶこと。そして地球環境を大切にする心豊かな暮らしを創っていこうという人のことです。
難しいことではありません。
私たちの生活は買い物で始まります。その始まりを変えることは、ライフスタイルを変える大きな力になります。そして、私たちが商品を選ぶという行動を通してモノの質や作り方を変えることで、社会のあり方や地球の将来のシナリオも変わるのです。
グリーンコンシューマー全国ネットワーク
日本各地で消費者の消費活動や生活行動をより環境に配慮したものにするために、さま、ざまな活動に取り組んでいる、52の団体と個人で構成されています。
・毎年本州の半分の面積の熱帯林破壊が進行
地域的には南米のブラジルやコロンビヤで特に減少が著しく、ついでアジアのインドネシア、さらにアフリカのナイジェリアの国の順になっています。
西暦2010年までに全世界の熱帯林の40%がなくなり、2020年には、ほとんどなくなってしまうといわれます。
・「成長の限界」ローマクラブの警告
今のまま人間社会が成長を追い求め、物質優先経済優先の国家建設を進める限り、21世紀半ばには、地球は環境汚染と資源エネルギー、それに食料の枯渇で崩壊すると予測、危機を回避するには「成長」そのもののあり方をライフスタイル、価値観にさかのぼって本質的に改めることを提案した。(1972)