【企業】
・再生しにくい紙製品は作らない
・製紙会社は積極的に再生紙を作る
・おしゃれな再生紙製品を作る
・色にこだわらず古紙を使う
・古紙を使うことで生まれる利益を見つける
・リサイクルしやすい印刷インクを選ぶ
・紙コップや皿を生産するのなら、使い終わった後のものを引き取る
【市民】
・裏紙をメモなどに利用する
・リサイクルに協力する
・きれいすぎる紙ばかり選ばないで再生紙を使う
「紙ゴミの減量とリサイクル」を進めるにあたっては、家庭や学校、企業、行政での学習や教育、そしてそれに基づき行動していくことが不可欠だということがわかりました。
E班 家電・大型家具類を通してゴミを考える
キーワード:新しいものがそんなにいいですか
最初にシャープのリサイクル事業に関わってらっしゃる松沼氏から、携帯電話を例に日々新しくなる家電についての話を聞きました。ある人が持っている携帯電話の住所録は10件、別の人のものは200件、それでも足らないという話から、誰でもがそんなに大きな機能のあるものが必要なのだろうか。そんな話から、再利用を最大限に考えたリサイクルシステムが必要。家電などは自分の使いこなせるシンプルなものを選ぶなど、さまざまな意見が出ました。そして市民、行政、企業3者に共通している言葉は“リサイクル”“資源は有限””環境教育”であることがわかりました。
《リサイクル》
【市民】 物を大切にし、再生品を使ったりリサイクルする意識を持つ
【行政】 大型家具の再利用しやすいシステム作りとデポジット制度の導入を
【企業】 材料素材はリサイクルを考えて
《資源は有限》
【市民】 本当に必用かどうか考え、長く使えて環境に良いものを選ぶ
【企業】 資源は有限。長く使用できる物づくりを
《環境教育》
【市民】 市民自らが環境意識を高めるための情報を得る
【行政】 市民への環境教育をもっと進める
【企業】 コストだけではにとらわれるのではなく、環境意識の向上を
分科会を通じて
ゴミ問題を5つの分野からとらえて検証し、それぞれから5つのキーワードが浮かび上がってきました。これらは今のゴミ問題を象徴しているように思われます。
1. 使い捨て文化からの脱却
2. 生ゴミ“ゼロ”を目指そう
3. 3つのR(リデュース、リユース、リサイクル)
4. 紙の氾濫
5. 新しいものがそんなにいいですか
そして、この討議から「持続可能な社会のために」私たちが今実行すべきことも、それぞれの立場でまとめられました。
市民:3Rの具現化に向けて、市民としての分別義務を果たす。
行政:容器包装リサイクル法の完全実施に向けて、指導力を発揮する。
企業:環境負荷“ゼロ”を目指す企業姿勢を持つ。