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ごあいさつ

 

万感の思いと願いを込めた「環境シンポジウム1999千葉会議」は、とどこおりなく、しかも、多大なご好評をいただきましての結実を見ることが出来ましたことは、ひとえにみなさま方のご尽力とご協力の賜と、心から感謝し御礼申し上げます。

また、素晴らしい会場をご提供くださいました、シャープ(株)様には、改めて心から感謝しお礼を申し上げる次第でございます。

今年の「環境シンポジウム千葉会議」は、準備会当初より、何やら雲行きの危ぶまれる雰囲気ではありました。それは、日本財団補助事業としては、今年が最後の年となることから、次年度への引継ぎが可能なのかという不安が、実行委員の胸中に一様に渦巻いていたからでありましょう。

しかし、何としても「未来へ繋ごう !」という悲願にも似た決意のもとに、今年度のテーマ「持続可能な社会のために」は、生まれたのです。

自然環境というものは、一瞬にして消え去るもの。しかし、その保全活動は、遅々たる歩みであり、しかもそれを持続・継続して行くことにより、その真価は発揮表明されるものであります。それ故に、今年のテーマの「持続可能」は、環境シンポジウム千葉会議の持続可能の意味と重ね合わせた、ひとつのかけことばでもありました。

私たち、環境を憂れうる者としましては、環境シンポジウム千葉会議の「パートナーシップの精神」を遵守し、今まで灯し続けた明かりを絶やさないためにと、基調講演にはこのシンポジウム設立の原動力となった小川かほる様を招聘し、設立の由来と趣旨に関する講話をいただき、みなさまにこのシンポジウムの意義を正しく理解すると共に、設立当初からの方には、思いを新たにしていただく場にと、プログラムを設定いたしました。

幸いにして、たくさんの方々から「三者が一体をなって話し合える場は、貴重な場。ぜひ、続けて欲しい!」「多くの学びの場、自分自身の領域の狭さを実感」「オジサン・オバサン・オジイサンと侮ったが、長生きしているだけあって聴かせてくれる。これからも一緒に活動したい!」などの、広域シンポジウムならではのご意見が続出しています。

こうした励ましの声に勇を得、期せずして各所より湧き揚がった「環境シンポジウム千葉会議を継続していこう !」との確たる息吹・胎動に呼応し、私は、このシンポジウムの継続を期し、そのための尽力を惜しむものではありません。

これからもみなさまと力を合わせ、このシンポジウムの継続と共に、より良き地球環境保全のための活動を、展開して参りましょう !

このたびのご協力、ほんとうに有難うございました。

 

環境シンポジウム1999千葉会議

実行委員長 山口由富子

 

 

 

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