はじめに

　

今日の環境問題は、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動や生活様式の変化により、ますます複雑多様化し深刻化しています。

自動車排ガスによる大気汚染、生活排水による水質汚濁、廃棄物処理に関するダイオキシン問題など多岐にわたり、また、C0₂等の増加を要因とする地球温暖化、あるいはオゾン層の破壊、酸性雨という地球規模の問題も顕在化し、大きな課題となっています。

これらの環境問題を解決するためには、市民・企業・行政が連携・協力をはかり、環境に配慮した行動を実践していくことが、ますます重要になってきております。

環境シンポジウム千葉会議は、市民・企業・行政が実行委員会を組織し、環境問題について話し合い、相互理解を深め実践活動に反映することを目的として1995年から開催されています。

5回目を迎えた今回は、これまでを総括し、今後の方向を探るシンポジウムとして、大きな成果が得られたものと確信しております。

開催にあたり、ご尽力をいただきました講師の先生方、準備、運営に携わった多くの実行委員およびボランティアの皆様、ご後援をいただいた関係諸団体の方々に感謝を申し上げ、ここに「環境シンポジウム1999千葉会議」の報告をさせていただきます。

　

財団法人　千葉県環境財団

理事長　麻生肇

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