d) 投資(Investments)
長期投資は原価で記載している。それらの投資価値の恒久的な縮小に対しては引当している。
名義変更可能な定期預金については額面から割引額(unearned discount)を引いた値か、割増額(premium)を含んだ値で計上している。割引額も割増額も定期預金の期間全体で償却される。
短期投資は、ファンドマネージャーの総計ポートフォーリオに基づいて、原価か市価の内安い方の価格で掲載している。
e) 外貨取引(Foreign Currency Transaction)
貸借対照表の日付における外国通貨建ての金銭資本や負債は、貸借対照表の日付における為替レートでシンガポールドルに換算して計上している。今期における外貨取引は、その取引日の為替レートで記録されている。
すべての為替上の差額(差損・差益)は損益計算書に計上している。
f) 年金引当金(Provision for Pensions)
1996年2月2日にMPAに移管された年金の付く職員に対して、退職年金の支払いができるための年金引当金を設定している。
g) 不確かな債権に対する引当金(Provision for Doubtful Debts)
特別な場合において、不確かな債権(回収が確実でない)のための引当金を設定している。
注釈3 会計方針の変更
(Change in Accounting Policy)
昨年までは入金された年間入港料の全額をそれを受領した年の収入としていた。今期は新しいコンピュータプログラムの導入に伴い、収入をもっと正確にするために、実際に達成された年間入港料のみ計上するようになった。達成されていない部分については貸借対照表のおいて、未達成所得として計上している(注釈13参照)。新しいコンピュータプログラムによる年間入港料の達成、未達成の区別は今期より開始されたので、この会計方針の変更を反映して、比較できるような数字を(前年度の数字に対して)修正することはできなかった。