1998年のT18における取扱高は20フィート換算で、412,774TEUであった。BST Assoiates(V章D.3節参照)は本施設の年間取扱高が推計期間で増加し、2015年には約1,090,000TEUの取扱になると推計している。1996年のシアトル港ハーバーアイランドのマスタープランでは、完成するターミナルの取扱量の範囲予測を示した。マスタープランの示した取扱量の範囲は、BST Associatesの予測より低いものであるが、完成するターミナルの機能性を分析すると、我々は次の意見である。この事業計画のすべての事業がいったん完成すれば、借受者が増大する貨物に対して必要となる運営の変革を行うという前提で、BST Associatesの予測レベルの活動を行うことができる能力をT18は提供してくれると期待するのは、理にかなったことである。もしそのような運営の変革が実施されなかったら、予測された貨物量の一部は、シアトル港の他のターミナルか他の西岸港で扱われる可能性がある。
B. プロジェクト参加者
この節では、プロジェクトの主な参加者を示し、T18プロジェクトにおける彼らの役割を述べる。
1.シアトル港湾局
港湾局はワシントン州の市立公社である。ワシントン州の法律条項に基づいて、1911年9月5日に設立され、今やワシントン州法修正第53(Title 53 of the Revised Code of Washington)で成分化されている。港湾の方針はワシントン州King地区の投票者により、代表者として選出される5人の委員会メンバーにより決定される。
港湾局は2部門(空港部と港湾部)といくつかの専門技術サービス部署からなっている。港湾部は施設間(図2参照)の多様な連携に対して責任がある。それら施設には、20の商業的な海上輸送ターミナル(6箇所のコンテナターミナルを含む)、2箇所の埠頭内複合一貫輸送用鉄道施設、それに約202,000平方フィートの延べ床の冷蔵倉庫をもつ、150エーカーのバラ荷/新バラ荷(neobulk)の複合施設がある。港湾部はまたフィッシャマンズターミナル、ピュージェット湾のShilshole湾にプレジャーボート用1,500バースのマリーナ、そして中央臨海部プロジェクト(the Central Waterfront Project)のBell Street Pier区画を所有運営している。
空港部はシアトル-タコマ国際空港の運営に責任がある。専門技術サービス部署は、上記2部門の営業をサポートするためもので、財務、経理、人事、情報技術、施設開発運営とエンジニアリング部である。