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ロングビーチ港とロサンゼルス港は、全米におけるコンテナ貨物量の約3分の1を取り扱っており、太平洋岸北西部のシアトル港とタコマ港は約10%、オークランド港は約6%、残りは東海岸、メキシコ湾に配分されています。アジア向け、アジア出し貨物は、ロングビーチを経由する貨物の91%、ロサンゼルス経由貨物の87%、オークランド経由貨物の85%、シアトル経由貨物95%、タコマ経由貨物で94%を占めています。

これらのパーセント数字は、各港を通過する全貨物の金額とアジア貨物の合計金額を対比したものです。シアトルやタコマでの取り扱い貨物の70%近くが、鉄道によって地域外に輸送される一方、ロサンゼルスから内陸に輸送される貨物は、輸入コンテナ取扱量の半数に達しません。

 

スライド18. 西岸における貨物取扱量の推移1993-1997

 

本スライドは、1993年から1997年にかけての北米西岸地域の港湾における貨物取扱量を示しています。

 

スライド19. 港湾の年間予算

 

過去5年間、ロサンゼルスとロングビーチの各港は、資産の改善に10億ドル以上の投資を行い、シアトルは8億ドル以上、タコマは2億ドル以上、オークランドは3億ドル程の投資を行っています。スライドは年間予算を示したものです。

 

スライド20. ロングビーチ港

 

1990年から1998年にかけて、ロングビーチ港でのコンテナ取扱量は伸び率150%、410万TEUにまで増加しました。この背景には、2億4千万ドルの費用を投入して1997年に竣工した、170エーカー(約70ha)におよぶハンジン船会社の新ターミナルの建設があります。1998年にはハンジンはこのターミナルで90万TEU以上の貨物を扱いました。

 

 

 

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