港湾施設にもよりますが、コンテナ貨物の多くは鉄道のヤードと臨海地帯の間をトラックによって行き来します。これらの重量貨物は、厳しいタイムスケジュールのもと、海上および陸上(あるいは航空)両方の輸送モードを利用するために迅速に移送されなければなりません。
インターモーダルのシステムは大きく二つに分類できます。
1) 設備(コンテナ、車輌、ターミナル)
2) 情報と通信サービス
インターモーダルの輸送システムは、少なくとも3つの要因によって構成されます。
1) 新たに浮上するテクノロジー
2) 市場や取引パターンの急速な変化
3) 規制緩和と規制再編
システムを形成するその他の要因としては、それを支持するインフラの有無や、労働の効率性や有効性(あるいはその技術と交渉方法)があります。
スライド8 物流とサプライチェーン管理
今日の国際情報経済における出荷地点から仕向地点までの物資の輸送には、考慮する点がたくさんあります。何よりも優先されることは、国際的な構造の変化や新しいテクノロジーがいかに貿易や輸送ルートに影響を及ぼすかを把握するために、システム全体を概観する必要があります。部品や材料の海外調達は、より一層一般化してきました。経済面に加え、社会、文化、環境面を考慮することも今や重要性を帯びてきました。「ジャスト・イン・タイム」や、企業による海外事業の統合といった動きの中、サプライチェーン管理、EDI、陸地へのアクセス、貨物の流動性もまた重要になりました。そして、さらに、電子商取引の浮上が国際貿易に新たなる局面を加え、世界中の港や経済国に影響をもたらしています。