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この水深ですが、将来的には50フィートまで浚渫されるかもしれません。タコマ港は、またターミナル4、5を、40エーカーから75エーカーに拡張しており、これは800万ドルのプロジェクトです。これは2000年に完成する予定です。

また、タコマ港は、2つの共有のオンドックレールヤードを持ち、ほかにもう1つ、ヒュンダイのターミナル向けに、オンドックヤードを持つことになります。

スライド28 バンクーバー港ですが、最近、デルタポートの施設を開業いたしました。この施設ですが、大水深バースがCOSCOの巨大船舶向けに提供しております。そしてまた、ほかの船会社も、この大水深バースを共有することになっております。

バンクーバー港は、インターモーダルの業務を非常に活発に行っており、また非常に多くのコンテナ数量を取り扱っております。このコンテナですが、アジアから北米に移送されるコンテナです。と申しますのも、これはひとえに、カナダの国鉄と、アメリカの鉄道会社との間の合併、また契約によるものです。

スライド29 次のスライドは、各港での、利用できる敷地の面積を示しております。そしてまた、1エーカー当たりのTEUの能力、容量を示しています。大抵の場合、コンテナに割り当てられる敷地面積は、取扱数量と比例しています。ただ、ここで差異ができてきますのは、海上、陸上、あるいは荷役業務のタイプが様々あるということで、タイプの効率性の違いが出てくるためです。

スライド30 タコマ・シアトル地域内、またはこの地域を通過するトラックの数量が、次のスライドに示されております。港湾管理者、港湾局、あるいはターミナルの管理者、ロサンゼルス地域の会杜ですが、彼らは、労働組合、ターミナル、船会社、鉄道、トラック業者と協力いたしまして、この輸送インフラ業務と生産性についての懸念を話し合っております。

スライド31 次のスライドは、組合員数と、アメリカの西海岸の懸案を示しています。シアトル港は、ほかの港湾ターミナル労働組合と協力いたしまして、アメリカの西海岸の海事ターミナルの協力、また、生産性改善に取り組んでいます。関係者全員が、その競争力を持つことに懸念を持っています。と申しますのは、アメリカの東海岸の港が、スエズ運河のルートを使ったほうが、太平洋横断のルートよりも良いと、そのように船会社や荷主に説得しているからです。

スライド32 このスライドでは、1コンテナ当たりの労賃と、その機器の使用料を組み合わせたタイプが示されています。これには、オーバーヘッド、あるいはこのターミナルゲートを通る利益は含まれておりません。ご覧いただいているように、コンテナの数量が増えれば、価格が下がるという構図になっています。

(スライド終了)

これで私のレクチャーを終わりにさせていただきます。

最後の議題となります。数分お時間をいただきまして、アメリカで今始まりつつある、新しいコンテナターミナルのコンセプトについてご説明したいと思います。

 

 

 

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