講演
講師 オランダ・ユトレヒト大学
地理学系応用地理計画学部都市地方計画講座教授
Dr.A.M.J.クローケル
演題 欧州における港湾の管理運営システムとその動向
本日、戸嶋理事長、また理事の方々、今回、私のヨーロッパの港についてのレクチャーを行うということで、ご招待いただきまして、どうもありがとうございます。
お話を差し上げる前に、まず、おわびを申し上げなければいけません。今回、私のお話は短いものになりますが、東京に来るまでの準備時間が短かったために、大変短くなりました。ただ、私の話をまとめたものが、書物で出されることになりますので、後ほどごゆるりと、理解してお読みいただきたいと思います。そしてまた、私のご説明ですが、その補助といたしまして、ボードのほうに、英語で、3つのストラクチャーについてご説明いたします。
(ホワイトボードに板書)
〔板書〕
Playing Field
Port Authority, Organization and Regulate Markets and Control
私の説明の構造について、こちらでご説明いたします。
最初に、プレーイング・フィールドと書いてありますが、これは現状を示しておりまして、ヨーロッパのすべての港が、今どのような状況にあるかを示しております。この具体的な内容ですが、港間の接続、海外の地域との接続もあります。更に重要な点といたしまして、後背地との関係も述べさせていただきます。
まず最初に、ヨーロッパの現状についてご説明いたします。
2番目の段落になりますが、これは港湾局の制度について、そして、特に新しい市場ダイナミズムとの関連、そして、新たな技術との関連についてご説明いたします。私の今日のお話の中で、最も重要な部分になると思います。
最後は結論になります。その重要度は少し減ってしまうかと思いますが、私が講師としてご提案申し上げたい内容についてです。新しいシステム、市場ダイナミズム、そして、新たにスタートしてきている条件、また、組織、システムの分析を行っていきたいと思います。