(ii)実験
女性を含む計4人が被験者となり、試計算対象船舶のBデッキおよびDデッキの分岐部を用い、多数(Bデッキでは計40人、Cデッキでは計30人)の他避難者による混雑を発生させ、避難シミュレータ実験を実施した。各分岐部の詳細を図2.2.8.4、図2.2.8.5に示す。
その結果を表2.2.8.1に示す。
これを解くと、表2.2.8.2のようになる。
これから、空間選択確率を求めると、表2.5.8.3のようになる。
表2.5.8.3より、実験結果とかなり合う選択確率を示す被験者もいれば(40代男性、20代女性)そうでない被験者もいることがわかる。選好度として、ここでは10種類の属性を採用したが、それ以外にも選択確率に影響を与える因子があることが予想される。今後は、さらに選好度として有為な属性の検討と、実験追加による精度向上が必要である。