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・特務やスパイ等国家の安全に危害を加える案件の捜査

・地方機関による治安、戸籍、消防などの管理指導

・全国のコンピュータの保安管理

・全国の道路交通の安全管理

・共産党と国家及び外国要人の警備

・検察及び拘置業務

・公安部隊の教育訓練

・外国の警察との連絡

(3) 公安部の機構は、部長の下に、副部長4名、総督察長(警察監督担当)、政治部主任(人事訓練担当)、部長助理2名の幹部がいる。

内部部局については、明らかにされていない。

(4) 地方の公安機関としては、

・各省及び自治区に 公安庁

その下の地区、市、自治州に 公安局

その下の城郊区、県級の市、旗に 公安局

その下の各地に 派出所

・直轄市に 公安局

その下の城郊区、県に 公安局

その下の各地に 派出所

がそれぞれ存在する。

(5) その他

公安部辺防局の活動の一部について記しておく。

・陸地の国境地域の出入国の通行管理及び辺境管理区に指定された地域での社会治安維持。

・各港の通航を正常にするための、通航証等のチェック。

・船舶の出入港時での検査と密輸品及び密航者の摘発。

 

4 中国海洋調査船について

日本と中国の間では、東海(東シナ海)を舞台にして、新しい日中漁業協定の発効交渉問題や、排他的経済水域の境界画定問題、そして当庁に直接関係する密航密輸の水際での防止等、さまざまな懸案事項がある。

 

 

 

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