h 地質学
海洋地質学の主たる研究目的は、北海及びバルト海の様々な土壌種及び地層の最上層の構成を地図の形で表すことにある。その成果は堆積移動とそれが起こった地質の量の見積もりを調査する基礎となる。それらの情報は、有害物質の監視、海底採堀が及ぼす影響の判断、生物学的調査、沿岸警備問題に役立てられる。
(ホ) 法的問題
連邦海運水路庁は、次の許認可権等を有する。
a ドイツの太陸棚における諸活動
次のための許可を与える。
・ドイツの太陸棚区域における研究行為の実施
・通過パイプラインと海底ケーブルの敷設とその稼働
・その他の経済区域における風力発電所の建設と稼働
b 石油損害補償義務
石油損害補償義務証の発行の権限を有する。
c 秩序違反
秩序違反を取締る官庁として、環境規定に反した石油、化学物質の残滓や船舶の排水・ごみを海に流したりする違反行為や、油記録簿等記載義務違反等を取締まる。
ロ 協力関係
連邦海運水路庁は、数多くの連邦レベル・州レベルの委員会だけでなく、20以上の国際機関とも連携・協力している。国際水路機関(IHO)、国際海事機関(IMO)、ユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)、国際海洋研究評議会(ICES)、ロンドン、オスロ、パリ、ヘルシンキの海洋環境協定委員会とは特に緊密な連携をとっている。
(3) 所属船舶
海上での業務を行うため、調査船ガウス、コメット、測量及びサルベージ・調査船アタール、ヴェガ、デネブ、測量部隊メルカトール/ベッセルを保有している。
主要目等は、別添資料-10の通り。
(4) その他、当方からの質問に対する回答は次の通り。
イ SafetyNETの運用状況(放送時間、放送内容等)
ドイツ圏は、英国SafetyNET-METAREA Iの海岸局Niton〔NAVTEX(S)〕によりカバーされている。(図1、2参照)
・周波数 518KHsF1B
・放送時間 0300,0700,1100,1500,1900,2300
・放送内容
a) NAVAREA I-warnings
b) Decca-warnings at 0300 1500