日本財団 図書館


【姫路】―海洋環境教室―

6月18日、姫路市の木場ヨットハーバーで、「トライやる・ウィーク」の一環として海洋環境教室を開催、灘中学校2年生14名が参加した。

同ヨットハーバーの所長である妹尾達樹推進員から、環境問題の概要について説明を受けたほか、赤潮のメカニズムなど海洋汚染の実態を解説したビデオを鑑賞してから、第五管区海上保安本部海上環境課の担当官の手ほどきを受けながら、富栄養化の原因となるチッソや洗剤といった水質汚染度を示す物質の水中溶存量を調べる実験などを行った。

生徒たちは、下水処理場に入る前の生活廃水と処理後の水を、試験薬入りの検査パックにそれぞれ入れ、水の色の変化を見て汚れ具合を確かめ、水質汚染を測定する実験を通して、海洋汚染の実態を学習した。

 

【土佐清水】―海洋環境教室と巡視艇「とさつばき」体験航海―

6月3日、下之加江漁協会議室において、推進員、土佐清水海上保安署職員ら12名で「未来に残そう青い海」をテーマにした海洋環境教室を開催した。下之加江小学校6年生16名を対象に、ビデオ学習、水質検査、海上保安庁の業務説明の後、巡視艇「とさつばき」による体験航海を実施した。

 

【萩】―海洋環境教室と巡視船「しづき」体験航海―

6月5日、萩市沖の日本海の離島・相島の父母の要望により、萩海上保安署職員を講師として、環境問題をテーマに海水の汚濁を学習する海洋環境教室を開催するとともに、巡視船「しづき」による体験航海を行った。小・中学生と父兄約35名参加。

 

【香住】―巡視艇「こまゆき」体験航海―

5月17日、兵庫県山間部の八田中学校生徒8名と教諭9名を対象に、巡視艇「こまゆき」による体験航海を実施し、併せて海洋環境教室を開催した。

開催後、「貴重な体験ができた。海上保安官が海の環境汚染に取り組んでいるのを知り、私たちもゴミ拾いなど積極的に取り組みたい」と今後の抱負の書かれた感想文が寄せられた。

 

【直江津】―海洋環境体験学習会―

6月10日、青海小学校と田沢小学校の4年生76名が、糸魚川市姫川港で「海洋環境の体験学習」を行った。

この活動は、木本満推進員が直江津海上保安署の協力を得て企画・開催し、町の掲げる環境教育の一環と位置付けて、両校の児童を招待したもの。

巡視艇「なおづき」で停泊船を訪問し、ゴミを捨てないよう呼びかけるとともに、体験航海では、田沢小学校の4年生48名は「総合学習」でゴミについて多角的に理解を深めていることから、特に海上の浮遊物や水の汚れに注目していた。

また、港の海員厚生会館で開催された「海洋環境保全学習会」では、推進員、直江津海上保安署職員がパンフレットやビデオを使用して、家庭からでる生活排水が海を汚す原因になることや、海の汚れが生物に与える深刻な影響などを説明、児童たちは具体的な説明に熱心に聞き入っていた。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION