(3) 地区ブロック会議
各支部間の連携を図り、各地区の推進員の啓発活動を活発化させていくため、全国17ブロックにおいて「地区ブロック会議」を開催、各支部から推進員の代表1名及び所轄管区海上保安本部の海上環境担当官並びに管内海上保安部署担当官が参加した。(関東・東海・神戸地区については2ブロック合同会議とした。)
会議では、ブロック内各支部に広がる推進員が、それぞれの支部における活動状況や問題点、要望事項などを報告し、それに対して所轄管区海上保安本部の海上環境担当官及び管内海上保安部署担当官から対応策等についての指導を受けるなど、実りある討議が行われた。
統括推進員からは、「統括海洋環境保全推進員東京連絡会議」で紹介された他地区の活動状況及び取組み等の報告が行われた。
また、神戸地区では、ブロック会議の一環として、神戸市環境局環境保全部環境情報課環境教育係豊田純子氏が「こどもエコクラブの活動」について講演し、今後の推進活動の参考ともなる内容であった。
〔神戸市こどもエコクラブの活動(講演概要)〕
「こどもエコクラブ」は、環境庁と(財)日本環境協会が運営しており、神戸市では、80クラブ、約1,500名が加入している。
神戸地区の主な活動には、「海の生きもの探検隊」(5クラブ、19名参加)、「巡視船せっつでの海上環境教室」(3クラブ、19名参加)、「環境にやさしい商品探し」などがある。
また、中学2年生に1週間地域社会の体験をさせる「トライやる・ウィーク」など、学校が心の教育、地域とのつながりを求めて、平成10年から学校における総合的な学習が組まれるようになってきたことから、「こどもエコクラブ」の活動をPRして、学校にも理解してもらおうとしているところである。
学校側に対するPRの方法としては、まず教育委員会に対して説明を行い、次いで月1回の校長先生の例会や理科の先生の集まりに足を運んで活動を理解してもらうためのPRを行っている。
まだ、PR不足なので、月1回、神戸市の公報誌に活動状況を掲載するなど、PRに努めていきたい。