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海上保安試験研究センターを見学する統括推進員

 

初めての東京会議

舞鶴地区・統括海洋環境保全推進員 安田昌司

 

「海洋環境保全に関する推進」事業が始まって3年余りとなりましたが、去る9月30日と10月1日の2日間、初めての統括海洋環境保全推進員東京連絡会議が開催されました。

私達推進員に与えられた課題は、「海洋環境保全活動の取り組みについて」で、制限時間10分間に簡潔にまとめて説明するということでした。

この会議に出席するまでに、皆様から電話でたくさんの意見を聞かせていただきましたが、そのなかでやはり釣り客が放置するゴミの問題や、内陸者に対する啓発の問題が圧倒的多数のご意見でした。

また、廃船の処理についての問題も、行政機関もその対応に苦慮しているところであり、私が活動してきた取り組みの中で今後重要な課題でありましたので、これらのことをまとめて説明させていただきました。たくさんの意見を聞かせていただいたのですが、時間の関係ですべての意見を反映させることはできませんでしたが、大変参考にさせていただきました。ありがとうございました。(中略)

他の地方本部から出席された統括推進員からは、その地域の特性を生かした様々な取り組みについて意見が述べられました。中でも子供を中心とした啓発が大人への波及効果も期待できるし、次世代のためにも効果的です。つまり、子供に対する環境教育を推進すべきであること、また、自治体や各ボランティアが実施する行事等に積極的に参加し、あわせて海洋環境保全の啓発活動を行っているという意見が多くありました。

今回の東京連絡会議に参加して、海洋環境保全を推進していくためには、すべての国民が海から計り知れない恩恵を受けていることを認識し、国民や事業者及び行政等が相互に協力し合って取り組むことが必要であることが改めて認識できました。

今後も引き続き現状を調査しつつ啓発活動を進めていきたいと思っています。

(舞鶴地区会誌「海洋環境保全推進員だより 第9号」から抜粋)

 

 

 

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