出所:クリーンジャパンセンター資料より作成
ただし、再生原料が大量に生産されると、再生原料市況ひいてはバージン材料市況に影響を及ぼす可能性があり、再生原料販売では市況への影響を慎重に見極める必要がある。
再生原料の販売先はこれら再生原料を生産している事業者のルートへ販売するか、直接樹脂原料需要者(成形加工事業者)に販売するかの道がある。最近では、再生樹脂をコア材とし、その上をバージン材でカバーするサンドイッチ成形法が確立され、多方面の分野で検討されているので、再生原料の需要は今後増大するものと考えられる。
一方、脱塩化処理された再生品は、高炉原料化してコークスの代替としてケミカルリサイクルされる技術が確立されており、大量の再生品需要者として鉄鋼メーカが有望視されている。関西・中国地方では、神戸製鋼・加古川製鉄所、NKK・福山製鉄所がそれぞれ、17,000トン/年、40,000トン/年の受け入れを表明しており、当面この2箇所で、リサイクル拠点で脱塩処理された廃プラスチックは受け入れ可能かと思われる。さらに、関西・中国地域には、住友金属・和歌山製鉄所、川崎製鉄・水島製鉄所などの高炉製鉄所があり、潜在的受け入れ能力は大きい。