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2. かわさきFAZ物流センター

 

川崎港を拠点とした地域(川崎区、幸区)が「輸入の促進及び対内投資事業の円滑化に関する臨時措置法」に基づいて輸入促進地域(FAZ、ファーリン・アクセス・ゾーン)として指定されたことを受け、新しい国際ビジネス都市川崎に向けての整備を進めている。その中核となるのがかわさきFAZ物流センターである。

 

(施設概要)

敷地面積 約llヘクタール(第1期)

建築面積 51,000m2

延床面積 216,000m2

施設概要 汎用棟、事務所棟、特殊棟

開業日 1998年4月

第3セクターのかわさきファズ株が管理運営

 

物流センターの位置は川崎港に面しかつ、首都高速湾岸線に隣接している。このため、川崎港だけでなく東京港、横浜港へのアクセス利便性が高い。また、首都圏全域への配送の利便性が高い。

 

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この物流センター施設は、総合保税地域として次のようなメリットがある。

・ファズに入った貨物は、国内出荷時に通関手続きを行うことから、輸入時の不良品などへの関税が節約できる。

・保税状態のまま加工できるため、輸入→加工・組合せ→再輸出などの場合でも関税・消費税が最小限に抑えられる。

・これまで輸入された貨物は荷捌き後、保管、加工、仕分けなどの作業ごとに移動届けが必要であったが、この施設では、自主記帳による自主管理が認められているため、届け出の手続きが簡略化される。

 

 

 

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