日本財団 図書館


(3) 地域外の物流コーディネーターとの連携

 

・地域外にはノンアセット糸の3PL事業者として、商社、物流コンサルタント(物流コーディネーター)等が存在する。

・これら企業は実際の物流の現場業務を物流事業者に委託している。地域の中堅物流事業者等と提携し実施している。

・これら地域外物流コーディネーターは、大手事業者のもと関連企業として物流事業を実施し専門ノウハウを培ってきた中堅事業者とパートナーを組み、荷主に対して最適物流システムの提供を志向している。

・このため、物流コーディネーターはパートナー化可能な物流事業者を自社内の基準により登録等、リスト化している。

・専門的なノウハウ、一定の品質の確保、高い生産性、設備の充実等が登録評価基準となっている。

・したがって、今後、物流コーディネータとパートナーを組んでいくためには、専門ノウハウの他、自らの物流コーディネーターに対する提案力、近代的な設備を導入する空間、資本等の支援が必要である。

 

(イメージ図)

102-1.gif

 

(プロジェクトの内容)

 

1]地域物流事業者の物流品質保証プロジェクト

地域物流コーディネーターは、提携先としての物流事業者に対してノウハウ等の一定以上のサービスレベルを求めている。

現在、商社等では従来、取引のあった物流事業者の中から評価し登録・リスト化しており、現状ではこのリスト化は商社等にとって非効率な作業となっている。

このため、当該地域からある一定の品質を有していることを保証する物流事業者を積極的に売り込むことは有効であると考えられる。したがって、物流コーディネータが求める物流品質に対して、品質審査、品質向上のための研修等を実施する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION