本論
1. ベイエリアにおける地域物流システムの現状と将来動向
この章では、ベイエリアにおける物流の現状を流動状況、施設整備状況、企業物流の動き等から把握する。
1) 国際・国内貨物の流動状況
(1) 国際貨物の流動状況
1]国際貨物の量的変化
港湾についてみると、神戸港を除き大阪港、横浜港、東京港は国際貨物量の増加傾向にある。特に、東京港、大阪港等では、輸入量が大幅な増加となっている。
次いで、空港についてみると、関西国際空港、成田空港とも同様に増加しているが、成田空港の大幅な増加が顕著となっている。