3) 調査方法
(1) 水質調査
潟湖内と水道部において、満潮時(午前)、干潮時(午後)の2回、船上から表層水を採水し、分析を行った。また、同時にSTD計、DOメーターを用いて深さ0.2または0.5mピッチで水温、塩分、DOの鉛直測定を行った。なお、水道部(St.8)については下層、St.2と6については満潮時に調査点付近のノリヒビの中の表層水の採水も行った。
河川においては午前と午後の2回表層水の採取を行った。
採水試料の分析項目と分析方法は夏季の水質調査と同様である(表-3.2)。
(2) 現場実験
夏季調査の現場実験と同様に、ヒトエグサを含む水塊をチャンバーで覆い(図-3.6)、水質の経時変化から海藻類による栄養塩の取り込み量と、DOの放出量を測定した。チャンバーは2つ用意し、1つにヒトエグサを投入、残りの1つを海藻類を入れない対照区(ブランク)とした。チャンバーの底面は、底泥からの溶出を遮断するため蓋をした。
実験時間は冬季の低水温を考慮し3時間とした。栄養塩類については実験開始時、開始から45分、90分、180分の計4回チャンバー内から採水、分析した。DOについては実験開始時、開始から10分、20分、40分の計4回採水、分析を行った。また、実験終了後、チャンバー内のクロロフィルaを分析した。
終了後、チャンバー内のヒトエグサを採集し、持ち帰って湿重量、乾重量を測定するとともに、C(炭素)、N(窒素)、P(リン)の含有量を分析した。
また、実験開始前と終了後に、チャンバー内と外の照度を測定した。
採水試料の分析項目と分析方法は夏季の現場実験と同様である(表-3.3)。
(3) ヒトエグサ採集調査
潟湖内の2地点において、ノリヒビ10cmに付着するヒトエグサを各地点5ヶ所ずつ採集し、ホルマリン固定して分析室に持ち帰って湿重量と乾重量を測定した。