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(3) 現場実験

海藻類を含む水塊を図-3.6のようにチャンバーで覆い、水質の経時変化から海藻類による栄養塩の取り込み量と、DOの放出量を測定した。チャンバーは3つ用意し、このうち2つにアマモとアナアオサをそれぞれ投入し、残りの1つを海藻類を入れない対照区(ブランク)とした。チャンバーの底面は、底泥からの溶出を遮断するため蓋をした。なお、アマモについては地下茎部を切り離し、葉部のみを用いた。ただし、草体の一時的な生理変化の影響を防ぐため、地下茎部の切り離しは実験開始の約7時間前に行った。

実験時間は2時間とし、栄養塩類(NH4-N、NO2-N、NO3-N、T-N、PO4-P、T-P)については実験開始時、開始から30分、1時間、2時間の計4回チャンバー内から採水を行い、分析を行った。DOについては実験開始時、開始から5分、10分、20分の計4回採水、分析を行った。また、実験終了後、チャンバー内のクロロフィルaを分析した。

終了後、チャンバー内の海藻類を採集し、持ち帰って湿重量、乾重量を測定するとともに、C(炭素)、N(窒素)、P(リン)の含有量を分析した。実験に用いたアマモにはイトグサ属が付着、生育していたため、重量およびC、N、P量はアマモとイトグサ属に分けて測定した。

また、実験開始前と終了後に、チャンバー内と外の照度を測定した。

採水試料の分析項目と分析方法を表-3.3に示す。

 

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図-3.6 チャンバー設置状況

 

 

 

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