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4] 高所作業では安全帯を装着

災害事例で最も多発しているのが墜落災害です。

墜落事故を防ぐため、多くの造船所では高さ2m以上のすべての場所で作業を行う場合、必ず安全帯(安全ベルト)を使用するよう徹底していますが、少なくとも2m以上の次のような場所での作業は、必ず安全帯を使用しなければなりません。

・作業床(幅40cm以上)がない場所

・作業床があっても手すりがない場所

・作業床の設置困難な一側抱き足場

 

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安全帯装着

 

(3) 保護具や機器の点検

 

保護具や機器・器具などは、使用する前に、安全かどうかを必ず点検すること。

特に、高圧で使用されるエアレス・スプレー塗装機、ブラスト機、高圧洗浄機などの機器類については、高圧ホース等の付属品に至るまで入念に点検すること。

 

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保護具・機器の点検

 

(4) 作業環境の点検

 

船の建造工程が一日一日と進んでいくと、作業の環境条件が日々変化していくので、危険を回避するためにも以下のことに配慮することが必要です。

 

1] 他部所工事との混在作業回避のための打合せをします。

2] 換気装置の準備と作動確認を行います。

有機溶剤中毒、爆発火災災害防止のため充分な換気装置(各種ファン)を準備し作業中もその効率をチェックすることが大切です。

3] 照明

タンク内部等の密閉区画では予め充分な照明を準備するとともに、全体照明の届かない部分については、移動灯、懐中電灯を使用します。

また、完全な換気が難しい所では防爆灯を使用することが必要です。

4] ガス濃度・酸素濃度の検知

タンク内等密閉された場所では、換気装置があっても有機溶剤ガスなどの滞留、酸素欠乏の可能性があるので、作業開始の都度濃度検知をすることが大切です。

 

(5) 高圧機器の取扱注意

 

高圧をかけて塗料を噴射する塗装機器やブラスト機、高圧洗浄機などは慎重に扱うこと。エアレス・ガンのノズルを、人に向けたり指を当てたりは絶対にしないこと。

(ノズルにチップが装着されている時はより威力が増し、手のひらを貫通することがあり危険なので要注意)

 

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ノズルを人に向けない

 

(6) 塗装機にはアースを必ずとる

 

塗装具、特にエアレス・スプレー塗装機は静電気でスパークすることがあるので、作業時は必ずアースをとること。

 

 

 

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