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table 7 タンカーの平均的な航行速度(knt)

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船舶明細書における平均的な巡航速度などから、新造時の航行速度をまず設定した。次に経年変化として、一定の負荷で航行した場合の速度低下をおよそ5%/10年として設定を行った。「-」はその船型のタンカーが存在しないことを示す。

 

table 8 原油タンカーの船型・船齢別運航量の推定値

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運航量総量はFearnleys World Bulk Fleet January 1999による。

平均航行日数は、205日。「-」はその船型のタンカーが存在しないことを示す。

 

(イ) 他の石油製品の運航量および平均運航日数の推定

table 8に示した運送実績(TR)には、原油以外の石油製品輸送量および原油の内航輸送量がカウントされていない。実際には、table 9で示すように、他の石油製品の輸送実績および、原油の国内輸送に従事した航海も存在すると考えられる。

今回の試算では、小型タンカーと大型タンカー間、あるいは旧型タンカーと新型タンカーの稼働率あるいは、長距離輸送と短距離輸送への従事割合などについては情報が少なく、VLCCも含めた大型タンカーが他の石油製品の運送に従事したとして参考値として計算を行うと平均71日の年間運航日数が推定される。

仮に前節で述べた原油タンカーの平均運航日数205日に、他の石油製品および表に示す国内輸送を輸送実績に含め、同時に油撤兼用船やLPG、LNG大型タンカーを、石油タンカーに含めた場合、平均運航日数は280日程度と計算され、ほぼ妥当な値であると考えられた。

 

 

 

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