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全収入に対して、EUからの資金は10%、英国政府が7%、産業界が4%を占めている。なお、前2者は今回訪問した他の研究所では基礎研究(Basic Research)と分類されている。

 

2] SOCの研究者およびスタッフ数

・研究者:450名

・支援スタッフ:480名

 

3] 船舶の保有状況

Discovery(1992年建造一番大きい海洋観測船)、Challenger(700ton)を含む3船を所有している。ChallengerのみがSOCに停泊中であった。

 

4] Ocean Technology Divisionの活動

AUV(Autonomous Underwater Vehicles)に関連した技術開発を行っている。今回、AutosubおよびTOBI(Towed Ocean Bottom Instrument)について、組み立て中のものを見学することができた。

 

[Autosub 1]

・「海の衛星」となるべく、海洋環境データの収集を目的として、National Environment Research Council(NERC)からの資金をもとに開発した。1997年4月にオバンのそばのスコットランド近海で最初の実験を実施した。

・1997年12月までに、米国Office of Naval Researchと共同でフロリダ沖のGulf Streamの観測などを実施した。

・1998年には、NERCからの2.6百万ポンドの資金を得て、新しいミッションを実施した。

・基本仕様:

速度:4ノット

水深:450m(海面との間を往復しながら進む)

航海時間:40時間

航海距離:200km

重量:1.5トン

計測機器:カメラ、CTDセンサー等を搭載

潜水実績:150回

 

 

 

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