(4) 技術開発推進に関する課題
現時点では、メタンハイドレートの資源化は、技術面でのブレークスルーがない限り、採算性の面で困難である。そのためにも、探鉱技術、掘削技術、生産技術、輸送技術等、いずれの技術についても課題は残されでいる。資源としての可能性は、深い所、傾斜堀りができる所にあり、300m程度では困難となる。今後はまず、メタンハイドレートの資源量の評価が必要となる。一方で、気候変動に対するメタンハイドレートヘの影響についての評価も重要である。
[参考文献]
・松本良、奥田義久、青木豊「メタンハイドレート21世紀の巨大天然ガス資源」日経サイエンス社(1994).