4] 複数の研究資金のルートが拓かれている。
・NSF、ONR、NOAA、ARPAなど。(米国の海洋研究)
4.4.3 研究開発の戦略課題
今回の海外調査の中で、戦略的に捉えられている重要テーマを以下に列挙した。
(1) 欧州における戦略課題
1] 次世代の商品として「知識」「情報」を中心に据えている。
・種々の海洋観測システム。(SINTEF、IFREMER)
・IMRの知識中心の研究展開基本指針。(IMR)
2] 海洋観測を総合的に捉えようとしている。(海洋環境総合システム)
・MEMOFS(SINTEF)
・Marel System(IFREMER)
3] 欧州における研究開発のキーワード
・衛星利用
・高度情報システム
・予測-観測統合システム
・海底地質、環境データ計測
・自動潜水ロボット
・環境の予測と対策(修復)
・センサーの高度化
(2) 北米地区における戦略課題
1] 深海利用の視点が強く出ている。
・海底観測、メタンハイドレート(NOAA/NURP)
・深層水利用(ハワイ)
・深海探査(ウッズホール)
・深層水研究(NOAA/AOML)
・CO2貯留(IOS)
2] 海洋観測を総合的に捉えようとしている。(ローカリティの視点から知識の共有化へ)
・太平洋観測網(NOAA/PMEL)
・総合安全保障の視点(NOAA)
3] 北米地区における研究開発のキーワード
・深層水利用
・海洋物理量の観測
・海底観測
・深海探査データ観測
・海中ロボット
・ハイドレート、CO2
・自然エネルギー利用
・軍事関連技術(自動化、電源、センサー)