・Command&Control、Communication、Ocean Securityが研究領域である。
・AUVの窓材などに用いることを目的として、Al2O3やSiCなどの非金属材料の研究を行っている。
・レーザーやファイバー・オプティクスにも力を入れている。
4.3.10 University of Hawaii,Natural Energy Institute
ハワイ大学ハワイ自然エネルギー研究所の桝谷助教授から、ハワイ大学のアクティビティの紹介があった。
・ハワイ自然エネルギー研究所は、1970年代のエネルギー危機を契機として、設立された。太陽エネルギーや、ジオエネルギーの利用研究を行っている。年間3〜4百万ドル(3〜4億円)の研究資金がある。
・近年、研究分野の見直しを行い、研究フィールドが新しいものと変わった。現在の研究トピックは以下の通りである。
1. 水素エネルギー(Hydrogen Energy)
・DOEのファンドで実施
・一番大きいプログラムである
・光触媒やバイオを利用した水素製造
2. 電気自動車(Electric Vehicles)
・ハワイエレクトリックがあとおし
・バッテリーの開発に重点
3. バイオマスエネルギー(Biomass Energy)
4. バイオレメディエーション(Bioremediation)
・バクテリアの利用
・DOD、DOEがスポンサー
5. CO2の海洋貯留(CO2Ocean Sequestration)
・海洋数千mへの貯蔵
・産業界(シェル、エクソンなど)、DOEがスポンサー
6. VLFS(Very Large Floating Structure)
・はじめたばかり
7. CVD(Chemical Vapor Deposition)
・半導体のCVD、電池開発が目的
・将来テーマとして、MABEC(=Marine Bioengineering Center)を設立した。年間10百万ドル(約10億円)の資金で運用する。NSFや産業界がスポンサーであり、海洋汚染除去や魚のえさなどの研究を行う。