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ベルリン工科大学では、Technische Fachhochshule Berlinと共同で、モービル・ドッキング・デバイスの設計、建造、試験を行っている。このプロジェクト総経費は300万米ドルとのことであった。ドイツの先端的な海洋開発研究を目の当たりにできた。

 

4.2.10 Gutenberg Universitat

 

グーテンベルグ大学Prof.Dr.Warner E.G.Muller氏とバイオテクノロジーの最端分野、およびBIOMARKプロジェクトに関して意見交換を行った。Muller教授の研究概要は、下記の通りである。

・海洋生物はリッチな環境が必要である。地中海に多くのフィールドがある。

・クロアチアの研究は、1] 海綿の海洋養殖(Marine Culture)、2] 環境研究(Environmental Studies)に分かれる。前者については特許をもっている。また、後者は魚毒などの研究である。

・海綿は生物活性化学種のもっとも豊富な種である。

・海綿研究の課題は、コントロールされたスターティングマテリアルがないことである。海洋学界のためにはぜひ必要であり、海綿の細胞培養にはバイオリアクターが必要である。

 

4.2.11 IFREMER(lnstitut Francais de Recherche pour l'Exploitation de la Mer)

 

1984年に設立されたフランスにおける中核的な海洋研究機関である。Ministries of Research and Technology,of Fisheries and Equipment and Transportの傘下にある。1700名の研究者、技術者を擁している。

Philippe Marchand博士、Michel Olagnou氏からDITIのアクティビティ等の紹介があった。

・DITI全体でl00百万フラン(研究室のみ)、240名の組織である。

・「深海探査船」「海底調査艇」「Marel System」等の開発を行った。なお、「Marel System」は、1.2Mフラン(200千ドルである。)

・GEOSTAR(4000mまでのセンサー開発)を行っている。

また、フランスの国立機関の協調について、下記の説明があった。

・フランスには、6つの研究機関がある。これらは、一般に協調的である。

官僚主義(中央集権)が良い方向に機能している。(それぞれに凝り固まらない。)

・国際協力は、どの国とも実施可能である。

・ダイバシーよりストラテジーが大切である。

・我が国のJAMSTECとは、研究者レベルで意見交換を行っている。

主に、生物学、水産学の分野で交流がある。

・センサの開発には強い関心を持っている。

 

 

 

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