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第3章 先端技術開発成果の評価

 

3.1 はじめに

 

昨年度は、我が国の海洋関連プロジェクトや内外の研究機関の活動調査などから、21世紀の海洋の利用の新たな可能性として、物的および空間的な資源を活用するハード技術ばかりでなく、科学技術の進歩によってようやく知られるようになってきた海の英知(知識ないしソフトウェア)をも活用する融合型海洋技術を構築することを提案した。この視点に立ち、エレクトロニクス、コンピュータ、生命科学、宇宙利用など、現代の最先端の科学技術によって初めて実現される新しい海洋技術分野を整理した。

本章では、この調査結果をふまえて、下記の有望分野について、内外の研究現状と今後の展望を調査した結果を示した。

 

(1) 情報通信

・海中コンピュータビジョン

・海中コミニュケーション

・海洋マイクロシステムテクノロジー

・海洋音響トモグラフィー

・バイオテレメトリー

(2) ロボティクス

・海洋ロボティクス

・ロボフィッシュ

(3) 生命科学技術

・バイオミメティクス

・海洋遺伝子情報資源によるバイオテクノロジー

・海洋性機能性食品・医薬品

(4) 海洋生物保全

・海洋生物の回遊挙動

・海洋生物コミュニケーション

・沿岸・沖合養殖システム

(5) 地球環境維持

・大気−海洋−沿岸域システムの観測

・沿岸域環境の保全

・海洋環境修復

 

 

 

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