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(2)シールド方式の改良

第1段階の方式では、先行電極の溶接時に開先内の空気を巻き込む可能性があり、必ずしも最適なシールド方式ではなかった。そこで傾斜部でのエレクトロガス溶接用に新たに設けた内面水冷銅板(図4.1.3に示す)にシールドガス供給口を設け、開先内をシールドすることとした。内面水冷銅板が開先に蓋をすることになり、外部空気の巻き込みを防ぐため先行電極のシールド性が著しく向上した。

後行トーチについては、より大口径のシールドノズルにて溶融池全体がシールド可能となるようにした。

溶接トーチ部まわりの全体配置を、図4.1.4に示す。

 

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図4.1.3 内面水冷銅板の構造

 

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図4.1.4 溶接トーチ回りの模式図

 

 

 

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