OCX OLE Custom Control
Windowsが備えるアプリケーション間連携機能OLEのインタフェースを介して利用できるソフト部品。Microsoft社は96年春以降、OCXの名称をActiveX Controlに変更。OCXの種類は、GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)の作成に使う入力フィールドやボタンといった単純なものから、表計算やワープロなど複雑な機能を備えるものまで多岐にわたる。これらのソフト部品をVisual BasicなどOLE対応の開発ツールでスクリプト言語などから呼び出して利用できる。
ODBC Open Database Connective
オープンなクライアントサーバ環境において、異種データベースにアクセスするための関数やコマンドなどインターフェース仕様を規定した標準規格。
OEM Original Equipment Manufacturing
相手先ブランドによる生産。
OLE Object Linking and Embedding
Windows環境における複数アプリケーションのデータのやり取り(アプリケーション間連携)仕様のこと。OLE1.0では、例えば、表計算ソフトで作成したグラフをワープロ中に張り込む、といった複合ドキュメントを作るための仕組みであったが、OLE2.0では、OLEオートメーション、OLEカスタム・コントロール(OCX: OLE Custom Control)といった概念を取り入れ、より複雑なアプリケーション間連携が可能になっている。
OMG Object Management Group
1989年に発足したオブジェクト指向技術の標準化団体で、現在では世界から800以上のソフトウェアベンダ、ディベロッパ、一般企業が参画する業界最大の団体。オブジェクト指向の分散アプリケーション構築を可能とするフレームワークの仕様を提供することを目的として標準化活動を行なっている。
ORB Object Request Broker
分散オブジェクト環境における情報、イベントの伝達チャンネルであり、ネットワークOSのような振る舞いをする。つまり、エンドユーザがネットワーク上での分散環境で機能を果たすための種々のデータ及びプロセス管理を行う。