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また、人手の介在を排することで、業務処理のスピードや正確性の向上や、迅速なフィードバックによる状況変化への柔軟性向上を期待することができる。

造船所・舶用機器メーカにおける期待効果の例を以下に挙げる。

 

[造船所]

・メーカカタログデータと自社見積システムとの連結による、見積業務のスピードアップ

・設計部門間、または設計部門と関連部門(管理、業務、工作、品質管理、資材等)との工事図ほか艤装品に関するやりとり(情報配付とフィードバック)の効率化

 

[舶用機器メーカ]

・注文仕様書等の要目や図面データの再利用による納入仕様書作成の効率アップ

また、造舶Webでは、Adobe社製ソフトウェアAcrobatの注釈ツールを活用した電子朱書機能を提供する。図7-2に電子朱書機能の活用イメージを示す。この電子朱書機能により、仕様書その他図書の確認作業のスピードアップと、相手方へのコメントの確実な伝達を実現することができる。

 

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図7-2 電子朱書機能の活用イメージ

 

 

 

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