4.4 標準化データ項目
品目別の標準化データ項目については、別冊「舶用機器25品目標準化最終案」を参照されたい。以下では、標準化データ項目の内容及び作成アプローチについて述べる。
標準化データ項目は、造舶間で交換される情報の標準をデータ項目レベルで定義したものである。造舶Webの情報標準化では特定の技術に依存しない緩やかなレベルで標準化を行っている。すなわち、情報を構成するデータ項目の名称のほか、各データ項目を1個独立の欄で記述するか、複数個の記述とするか、あるいは表形式で記述するか、といったレベルで情報表現形式を定義し、造舶各社が合意したものである。
一方、標準化データ項目作成において、造舶各社で現在行っているあらゆる業務パターンに適合させることはほぼ不可能である。このような目的を追求すれば、標準化データ項目の数は膨大になるであろう。