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(3) ポータル・ポジションを巡る競争

ポータル・ポジションを巡る企業競争は、すでに昨年来より様々な形で現れている。プロバイダやサーチエンジン、ブラウザー等は、ユーザーを囲い込む機能やコンテンツの確保のため、無料電子メールサービスやコミュニティ・サイト、そのほか有益コンテンツの買収や提携を盛んに行ってきた。現時点において、それぞれのサイトの機能面(無料Eメール装備など)では各社ほぼ横並びで差別化しにくい状況にまで行き着いたが、これからは人気の高いコンテンツをどれだけ取り込むことができたかで差が出てくるのではないかと思われる。そして、こういったコンテンツ確保のための買収や提携につぎ込む資金力があるサイトこそ、生き残っていくと考えられる。

したがって、旧来メディアも資金力を武器に、ポータルさえ押さえればインターネットを手中に収められるということで、いよいよポータル戦争に参入しつつある。

 

参考資料一覧

■富士通総研ホームページ

発表機関/株式会社富士通総研

発表日/1999年3月31日

URL/http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/fri/

 

■日米電子商取引の市場規模調査

発表機関/通産省・アンダーセン・コンサルティング

発表日/1999年3月31日

URL/http://www.jipdec.or.jp/chosa/andersen/index.htm

 

■American Shoppers Panel

発表機関/NPD Group

発表日/1999年4月29日

URL/http://www.npd.com/corp/press/press_990429.htm

参考資料/1999-5-A

 

■通信白書「第2節 成長を続けるインターネットビジネス」

発表機関/郵政省

発表日/1999年6月

URL/http://www.mpt.go.jp/policyreports/japanese/papers/index.html

 

 

 

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