[事例4]製造業のエクストラネット実験
ERPと呼ばれるプロジェクトは、米国の非営利研究機関インフォテキストが中心になって進めているエクストラネットの実験である。このプロジェクトには、キャタピラ、3M、テキサス・インスツルメンツ、IBMなど主にメーカー15社が参加している。
実験では、参加企業がいくつかのケースを想定して、エクストラネットが企業の競争力強化にどれだけ貢献するかを調査している。例えば、エクストラネットを利用することによって、顧客のニーズを受けて製品の仕様を変更し、製品を完成させるまでの時間やコストが、どれだけ短縮・削減できるか、といった実験を行っている。実験では、通常数ヶ月かかる仕様変更を5日以内で完了させることを目標にしている。