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2.4.2 造舶Webシステム実証実験

 

前述のように、システム開発の過程(表2-2)で、本年度は昨年度で制定された3品目についての標準化規約に従ってデータを作り込み、それを用いて造船所と舶用メーカとの間での情報交換実験を行い、随時その結果を開発チームにフィードバックする形で同システムのバージョンを上げていく方式を採った。つまり、その意味では、ある時点で「造舶Webシステム」なるものがいきなり完成するというのではなく、既に現時点においてもシステムは“それなりに”動いているということができる。

以上、システム開発とそれに並行して実施した実証実験についてその概略を述べたが、詳細については5章及び6章を参照されたい。

また、7章ではこの造舶Webシステムを業務に導入したときの期待効果について述べる。

 

なお、本章を書くにあたって参照した図書名を以下に記す。

 

参考文献

1)「サプライチェーン・マネジメントがわかる本」、SCM研究会編、日本能率協会マネジメントセンター、1998.11

2)久道雅基、他「日本的サプライチェーン・マネジメントとERP/SCPによる情報システム革新」、Japan Research Review 1998.12、(株)日本総合研究所

3)大和裕幸:高度情報化造船業のための設計と建造の研究動向、日本造船学会誌、pp50-56、第812号、1997.2.

4)S&O財団:造船業の今後のあり方の調査研究報告書、1996.3

 

 

 

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