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Late Binding

CORBAオブジェクトにおいて、プログラムのコンパイル時にメソッドのコーリングインタフェース情報を決定せず、実行時のメソッドが呼ばれたときに初めて、インタフェースを確立するのに必要な情報(マーシャリングと呼ばれる)をダイナミックに決定する。こうして、ユーザーの入力要求に柔軟に対応できるアプリケーションを組むことが可能となる。

 

Legacy Application

企業がこれまでに利用してきたアプリケーションプログラムのこと。ACIMアーキテクチャにおいては、ORBに基づく分散オブジェクト環境に適合しないアプリケーションを言う。メインフレーム時代からクライアントサーバーシステムへ、更には3層構造システムへと、システムアーキテクチャが劇的に変わるたびに、それまでのアーキテクチャで利用していたプログラム、すなわちレガシーアプリケーションをどうすべきかが問題となっている。

 

ODB Object Data Base

オブジェクト指向言語の複雑なメモリー上の構造表現をそのままハードディスクに格納できるデータベース機能。

 

ODBMS-API

ODBMS(Object Data Base Management System:オブジェクト指向データベース管理システム)のためのAPI。利用者がデータベース管理システムに処理を依頼するとき利用する、公開されたライブラリ群のこと。

 

OMA Object Management Architecture

OMG(Object Management Group)が定めたCORBAを中心にした分散オブジェクト環境を規定するリファレンスアーキテクチャを言う。構成要素はORB、CORBAサービス、CORBAファシリティ及びCORBAドメインである。

 

OMG Object Management Group

オブジェクト指向に関する世界的な規約・標準を確立することを目的として設立された団体。本開発研究に関連する規約としてCORBA、UMLなどがある。

 

OMT記法 Object Modeling Technique

オブジェクト指向の考え方に基づいた業務分析・システム設計手法の一つ。これによって得られた分析結果を表現するために図形を用いた言語が定義されており、この言語の記述方法のこと。

 

OntoEditor

GUIによりEFLの開発作業を支援するプログラム。FL情報のファイルによる入出力機能も持つ。

 

ORB Object Request Broker

分散オブジェクト環境における情報・イベントの伝達チャンネルであり、ネットワークOSのような振る舞いをする。つまり、エンドユーザーがネットワーク上での分散環境で機能を果たせるための種々のデータ及びプロセス管理を行う。

 

OSTN Object State Transition Network

IDEF3において、プロセス中を流れるオブジェクトの状態遷移に注目して得られるプロセス記述の形式。

 

PDF Portable Document Format

米国Adobe社が開発した文書ファイルの表現方式。書物と同一の形態で画面を見ることが出来る利点などから、文書ファイルのデファクトスタンダードとなった。

 

PDM Product Data Management

製品情報を一元的に管理するソフトウェアを言う。CADファイル、部品表、各種ドキュメント類など製品設計・製造・メンテナンスに必要なあらゆる成果物を管理対象とする。更に、ワークフロー管理、ワークヒストリー管理(バージョン管理)などの機能を持つ。

 

PIF Process Interchange Format

汎用のプロセスモデルの内容を表現するための中間言語。表現自体はKIF(Knowledge Interchange Format)に即している。

 

Plug-and-Play

周辺機器や拡張ボードなどをパソコンに接続するだけで、面倒な設定をすることなく利用できること。以前は、新たなハードウエアを追加する場合には、I/Oアドレスなどが他と競合しないように設定し、更にそのハードウエアを駆動するためのデバイスドライバをインストールするなどの必要があった。しかし、Plug-and-Playがサポートされている場合には、これらの設定が自動的に行われる。

 

 

 

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