(d) 運用シナリオG(図7.4-4)
工程設計情報のもう一つの応用は、作業指示情報への活用である。特定の作業者にとって必要な中間製品とその属性を、事前に工程設計で明確に定義する。その属性には、取り付ける部品の種類、組立姿勢、部品数や溶接長などの管理物量、製品を施工する場所(定盤)、施工後搬送する次の場所、使用する設備、その製品を組み立てるのに必要な部品群、配材の手順、取付手順、溶接手順等がある。
上記の情報に加え、更に日程計画システムを使えば、誰が、何時までにを、時間単位、分単位で定義することによって、従来の曖昧な工程管理から抜け出すことが期待できる。