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また、エージェント間の通信記録などを利用して、エージェントへ知識を蓄積して行ける可能性があることが判明したが、具体的なメカニズムを提示するには至らなかった。

 

以上のように、本開発研究で目指した高度造船CIMが提供する環境は、最新の情報技術を活用した新しいシステム環境であり、従来の造船CIMでは不可能であった、多くの機能を実現できるものである。その大きな特徴は、リファレンスアーキテクチャで保証された開放性、PMによる知識共有、更に、プロセスモデルとエージェント技術の連携による新しい協業支援の実現にある。

上記の実現度で詳述した通り、CORBAに基づくリファレンスアーキテクチャが提供する開放性については、所期の目標通り実現できたと判断できる。

新たに取組んだプロセスモデルは、基本モデルを構築するとともに、それを利用した協業支援、業務プロセスの改良などについて、従来に無い新しい視点・パラダイムを示すことが出来た。しかし、その重要性が最近になって認識された分野であるので、未だ発展段階にあり、もう一段の研究開発が望まれる。 

同様に、エージェント技術についても、知識ベースを持つ汎用的なエージェントシステムを実現し、協業支援システムの基本的枠組みを実現するとともに、その秘めたポテンシャルの高さを確認できたものの、より高度な協業支援実現のための更なる検討が必要である。

 

 

 

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