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図5.3-13 艤装自動工程設計の手順

 

ここに示すように、艤装品の組立ツリーの作成手順としては、船殻ブロックの姿勢を考慮しながら、船殻部品の組立ツリーを基に艤装品を付加して、殻艤一体の組立ツリーとして扱う場合と、艤装品同士の関係のみを考慮して、艤装品だけで表現される部分の組立ツリーを作成する場合とが考えられる。

いずれの場合においても、艤装の工程設計については、組立ツリーを直接編集しながら作成することを基本的な流れとしているので、工程設計を支援するための汎用的なルールを用意した。設計の各フェーズにおいて効率よく工程設計を進められるように、これらのルールを組み合せて使用する。

以下に各支援ルールの詳細を述べる。

(ア) 船殻取付姿勢による手順設定

船殻の中間製品の姿勢や施工場所などの情報から、より効率のよい状態で艤装品の取付作業を行えるよう、船殻部品に取り付られる艤装品をグルーピングするルールである。

具体的には接続関係の中から、船殻部品と艤装品との間の接続関係であるgOutfitRelToHullを検索し、取付姿勢の値を参考にして艤装品を取り出す。

以下に接続関係gOutfitRelToHullのインスタンスフレーム定義例を示す。

・#gOutfitRelToHullインスタンス定義:

(defFrame REL_NO1 :class 接続関係

(タイプ gOutfitRelToHull)(取付姿勢1)(殻艤 艤装)

(接続部品1 PILLAR_FR29_FACE2_S)(接続部品2 M8021))

 

 

 

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