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(d) 組立ツリーと論理作業の編集

このアプリケーションでは、組立ツリーの表示を中心として、選択された中間製品の重量や幾何形状などの情報を確認しながら、組立ツリーの生成・編集作業を行う。

同時に、中間製品と関連する論理作業情報の生成も合わせて行われ、生産設計に関する情報などもここで付加される。

このアプリケーションでは、船殻部品と艤装部品を同時に扱う殻艤一体の工程設計が可能で、船殻部品のみ、艤装部品のみの設計も行うことが出来る。

いずれの設計でも、対話編集と自動生成の2つの機能を使い分けながら行われる。

(ア) 対話編集機能

工程設計の基本となる編集方法で、エディタ画面を見ながら設計者自身が個々の要素の生成・移動・修正を行い、ネットワークを操作する。また、工場資源への割り付けや設備等の制約のチェックを行う機能も持つ。資源の割り付けは図5.3-6に示すような工場レイアウトを基にした資源割付画面を用いて行われる。

 

183-1.gif

図5.3-6 資源割り付けウィンドウ

 

(イ) 自動生成機能

船殻・艤装それぞれについて用意した、業務知識に基づいたルールを、知識ベースで実行し、ネットワークの自動生成を行う。ネットワーク上の対象となる要素範囲や、適切なルールを選択して実行する。特に、自動生成の実行対象となりにくいものや、例外的な要素については、対話方式で編集・修正を行う。

 

 

 

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